東洋からだ研究所 代表 近藤隆    

院長プロフィール

自己紹介

趣味:飲酒、読書、野球、ギター
好きな時間:施術後にクライアントと交わす静かな会話。
この仕事をして良かったこと:日常では出会えない方々と、深い話ができること。自分の人生の幅が広がる感覚があります。

資格

  • 鍼灸師(国家資格)
  • MB式小顔&美容整体師
  • JCCAベーシックインストラクター
  • 小学校教員免許
  • 登録販売者

経歴

大学卒業後、サラリーマン(営業職)として勤務。次第に「人の身体と心に深く関わる仕事がしたい」という思いが強くなり、地元で鍼灸師の資格を取得。その後、より深い臨床経験を求めて上京。

  • 都内鍼灸院にて臨床経験を積む
  • 湯島清水坂クリニックにて5年間勤務(※現在は閉院)。難病や自律神経疾患の患者を数多く診る中で、「身体を変えれば自律神経は整う」という実感を得る
  • 2009年に中野区で『東洋からだ研究所』を開業し現在に至る

施術にかける想い

鍼灸学生時代、自律神経について学び、緊張やリラックスの変化によって心臓の鼓動や呼吸が変わる——そんな当たり前のようで、奥深い事実に驚いたのが、すべての原点でした。

臨床を重ねる中で、「よくなってもすぐ戻る」「根本的に変わらない」というケースに何度も出会いました。そこから、私なりの問いが始まります。

なぜ戻るのか?
なぜ定着しないのか?

その答えのヒントは「自律神経」にあるのではないか。そう感じた私は、当時勤務していた湯島清水坂クリニックで、より深く自律神経と向き合うことになりました。そこは「自律神経を整えることで病を改善させる」という明確なコンセプトを持つ医療機関でした。

がむしゃらに施術を繰り返す日々の中で、私はある確信に辿り着きます。

自律神経が乱れている人の身体には、共通する特徴がある。

そして、それらを整えれば、驚くほど症状は落ち着き、回復も安定するのです。

たとえば、後頭部。

後頭部は、脳幹や迷走神経といった“自律神経の要”が集まる場所。ここが硬くなり、血流が滞ると、脳の電源スイッチに不具合が起きても不思議ではありません。

この部位に適切なアプローチをすると、表情がやわらかくなり、目が開き、呼吸が深くなる。つまり“その人らしさ”が戻ってくる。

そして私は今も、問います。

どうすれば、その変化が定着するのか?

その答えを探し続けることが、私の仕事の一部です。施術はただの刺激ではなく、その人の「治癒力」という名のスイッチを入れるトリガー。だからこそ、私はまず聴きます。アドバイスを急がず、押し付けず、「整える力が尽きている方」が、自分を取り戻せる時間を提供したいと願っています。

少しずつ、崩れにくい身体へ

ときには、週1回の施術から始まり、2週に1回、4週に1回、そして1ヶ月半に1回へと、間隔が空いていくこともあります。

その過程で「今日は大丈夫かも」と思える日が増え、「もう元に戻らないかも…」という恐れが薄らいでいく。そんな瞬間に立ち会えるとき、この仕事の意味を強く感じます。

でも、決して“治している”とは思っていません。あくまで私は、治癒力の引き金を引いているにすぎません。主役はあくまで、あなたの身体です。

日々、試行錯誤を続けながら、より良い方法を探しています。
「自律神経を整えること」は、決して特別なことではなく、人が自然に生きるための“土台”を整えること。その道の案内役でありたいと思っています。

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