【頭寒足熱】は、昔から伝わる健康の知恵。
頭を涼しく、足を温かく。
これ、ただの迷信じゃありません。
実は、東洋医学でも、現代科学でも、どちらでも理にかなっているんです。
なぜ「頭寒足熱」がいいの?

人の身体は約60〜70%が水分でできています。
つまり、**「血流をよくする=体内の水分循環をよくする」**ことなんです。
じゃあ、その循環をどうやって良くするのか?
ヒントは、ヤカンのお湯の動きにあります。
ヤカンの中で何が起きてる?

沸騰するお湯を想像してみてください。
下が熱く、上が冷たい。
その温度差によって、お湯はぐるぐると動き始める。これを対流といいます。
そして——
この「上下の温度差で水が動く」現象は、身体にもそのまま応用できるんです。
人体に応用したのが「足湯」や「半身浴」

上(頭)を冷やす
下(足)を温める
すると、身体の中で水分=血液が巡り出す。
血流がぐるぐる回って、細胞のすみずみにまで酸素や栄養が届くようになる。
これが、**「身体が本来の力を発揮できる状態」**なんです。
血流が落ちると、どこに出る?
人によって、**「弱い場所」=「血流が届きにくい場所」**は違います。
肩が弱い人は、肩コリに
頭が弱い人は、頭痛や思考のモヤモヤに
耳なら、めまいや耳鳴り
神経なら、しびれや痛み
胃腸なら、消化不良や便秘
つまり、症状は“その人の苦手な場所の血流不足”として現れるんです。
東洋医学では?

**「上熱下寒(じょうねつげかん)」**という言葉があります。
これは、ストレスや生活習慣で頭に熱がこもり、足が冷える状態を指します。
つまり、東洋医学でも「頭寒足熱」は理想的な状態とされているのです。
頭が冷えれば、考えすぎ・イライラ・のぼせが落ち着く
足が温まれば、眠りやすくなり、気血が巡りやすくなる
**“頭寒足熱は、まさに東洋医学の智慧”**でもあります。
私もほぼ毎日やってます
正直に言うと、「身体のため」より「気持ちがいいから」やってます。
足湯に入ると、じんわり汗が出て、コトコト煮込まれて“灰汁(あく)が出る”ような感じ。
不思議と、終わったあとに呼吸が深くなって、目が開く。
これが、自律神経が整ってきたサインなんです。
🛁 お風呂ついでの「半身浴」、ゆるくやってます
足湯ってちょっとハードル高いな〜って人には、
「入浴ついでにできる半身浴」がおすすめです。
私自身も、夜はほとんどこれ。ざっくりこんな感じ👇
湯船のお湯はみぞおち(へそのちょい上)くらいまで
温度は熱すぎず、ぬるすぎず(38〜40℃くらい)
15分くらいぼーっと入る。スマホは無し
頭や首は外に出てるから、のぼせにくい
汗がジワ〜っと出てくるのがベストサイン
入浴のついでにやれるから、習慣化もしやすいし、身体も心もラクになる。
「これが正しいやり方!」なんて構えずに、
“気持ちいい”“スッキリした”を大事にしてみてください。
最後に:足湯・半身浴は、薬じゃない。だけど、効く
派手さはないけれど、静かに効いてくる“地味なケア”。
それが、足湯や半身浴のすごいところです。
イライラしやすい人
冷えやすい人
寝つきが悪い人
ずっと交感神経が緊張している人
そんな人には特に、毎日の習慣にしてほしいケアです。
血流が整えば、あなたの身体は自然と、ラクになります。
その第一歩が「頭寒足熱」なんです。
当院は自律神経を扱う専門の鍼灸治療院です

上記の症状を当院は得意としています。
今のうちに対処することがオススメです。少しでも不安を感じたら当院へご相談ください。
自律神経が乱れた体の共通点
・背中や後頭部がかたい ・手足が冷え傾向 ・目が慢性的に疲れている |
東洋からだ研究所のアプローチは3つ
①最も大きな原因
②今つらい局所
③自律神経を整える
この3つを同時にアプローチするから、他とは違う効果をご提供できると自負しています。営業日 火・水・金・土 (10時~20時)
近藤 隆 鍼灸治療家
施術件数10000件以上。東京中野駅5分にある自律神経専門の鍼灸整体院「東洋からだ研究所」代表。心と身体に役立つ情報をお届けしています。













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