ズキズキと繰り返す偏頭痛。 薬でごまかしてきたけれど、根本的に治らない――。

もしかしたらその偏頭痛、自律神経の乱れによって起こっている【脳の誤作動】かもしれません。

この記事では、

• 偏頭痛と自律神経の関係
• ストレスや後頭部のこわばりが原因になる理由
• 身体から整える鍼灸のアプローチ をご紹介します。

偏頭痛（片頭痛）と自律神経の深い関係

偏頭痛は「脳の血管が拡張しすぎることでズキズキと痛む」状態。

平常時、自律神経はシーソーのように交感神経と副交感神経がバランスを取っています。しかし、ストレスや疲労などで、交感神経が過剰に働いている（アクセル踏みっぱなし）状態になります。

• ストレスが強い
• 緊張を緩められない
• 寝ても疲れが取れない

こんな状態が続くと、身体はずっと”戦闘モード”に入り、血管の調節がうまくできなくなります。

特に後頭部の筋肉がガチガチにかたくなっている方は要注意。 → 脳への血流・酸素がうまく届かず、「脳の誤作動」状態になりやすいのです。

ここで少し、東洋医学の視点もご紹介します。

東洋医学の考え方「心身一如」＝現代で言う「自律神経」

東洋医学には「心身一如（しんしんいちにょ）」という考え方があります。 これは、心と身体は切り離せず、どちらかが乱れるともう一方にも影響が出るというものです。

現代医学で言えば、心と身体をつなぐのが「自律神経」。 ストレスで心が緊張すれば、身体もこわばり、血流や内臓機能にまで影響を及ぼします。つまり、心と身体のバランスを整えるためには、自律神経をケアすることが大切なのです。

薬でごまかし、つらさが増す悪循環

• 「頭が割れそう…でも予定があるから薬を飲んでやりすごす」
• 「職場では普通のフリ。でも頭の中ではズキンズキン」
• 「誰にもわかってもらえないから、つらさを飲み込む」

こうした生活が続くことで、脳と身体は限界寸前のサインを出してきます。

東洋医学的アプローチ|身体を整えると頭痛も和らぐ

当院では、偏頭痛を 【脳への血流不足と交感神経の緊張による自律神経の乱れ】と捉え、 以下の3点にアプローチします。

• 後頭部の緊張をゆるめ、脳の誤作動を防ぐ
• 背骨の際を整え、深い呼吸ができる身体に
• 自律神経に影響するツボへの独自の鍼施術（中医学ベース）

結果、脳への酸素・血流がスムーズになり、偏頭痛の根本的な改善が期待できます。

ご自宅でできるセルフケア3選|自律神経にアプローチ！

ここでいうセルフアは一発で偏頭痛がなくなるようなものではありません。自律神経の副交感神経にアプローチし、身体の緊張を取り除き、リラックスさせ血流を改善するものです。

① 後頭部を温める（ホットタオルOK）

→ 首の後ろがほぐれ、自律神経のブレーキ（副交感神経）が働きやすくなります。

② 深呼吸＋背中ストレッチ

→ 背中を反らせながら吸い、前屈しながら吐くを3回。呼吸の質が改善されます。

③ 朝に日光を浴びながら軽く歩く

→ セロトニン（幸せホルモン）が分泌され、頭痛の引き金となるストレスが緩和されやすくなります。

東洋からだ研究所の施術はここが違う

• 自律神経に特化した鍼灸整体（開業15年／施術実績1万件以上）
• 医学と東洋医学を融合した身体評価とアプローチ
  → 西洋医学的な検査・視点と、東洋医学の「気・血・水」「心身一如」の視点を組み合わせています。
• 私自身、自律神経に強く惹かれ、長年研鑽を積んできました。
  鍼灸学生時代から「自律神経こそ現代人の根本課題」と考え、湯島清水坂クリニック（自律神経免疫療法で知られる）にて約5年間勤務。
  末期がん、うつ、自律神経失調症、アトピーなど、さまざまな症例を通じて“心と身体のリンク”を深く実感してきました。
• 薬に頼らず、根本改善を目指す方に選ばれています

まずは身体から。整えることで、頭痛も気持ちもラクになる

「私の偏頭痛は治らない」 そう思っていた方が、身体の緊張を解いたことで症状が軽くなった例を、私たちはたくさん見てきました。

頭痛は、“心の声”でもあります。

薬を飲み続ける前に、身体から整えるアプローチを、ぜひ一度試してみてください。