東京都中野区の鍼灸治療家のコンドウです。
認知症で体は健康な母を昼間はデイサービス、会社から帰宅後の夜と土日は自分一人で介護する生活。
姉と弟は地方に住んでいるので自分が頑張るしかない。
介護はとてつもない重労働で未だに慣れない。経済的なこともあるので施設には入れられない。実の母を施設になんて。。。今まで育ててもらった恩にむくいたい。
でも、そう出来たらどんなに楽だろうと思う自分もいる。そのたびに自分は冷たい人間だと自己嫌悪に陥ってしまう。
不眠になり耳鳴りもしてきた。疲労感がとにかく抜けない。
身近に相談できる人もいないし、この状況がいつまで続くのか分からない。。このままいくと介護うつになるかもしれない。
平均寿命が伸び、少子化により、こういうケースは増えているそうです。
数年前にも有名人の奥さんが介護うつで自殺したというニュースがありました。
いつどうなるか分からない。誰にでも当てはまる可能性があります。
冒頭のHさんの例ですが、
この場合、
Hさんの旦那さんが地方に住んでいる姉と弟にHさんの現状を話し、協力を求め、また、十分な協力を得られたことにより、Hさんの負担が減り、徐々に状況が好転していきました。
もし兄弟が誰もおらず、誰も頼れない状況だったらと思うと、、、おそらくそういう状況の人はたくさんいらっしゃると思います。
介護うつの予防策
①一人で介護を背負いこまない
②積極的にサービスを利用する
③現状を認識し、受容する
④介護される側の気持ちを理解し、尊重する
⑤できるだけ楽な介護のやり方を考える
(出典:がんばらない介護生活 →参考にしてみてください)
個人的にさらに追加します。
・楽な介護をしようとする自分を優しく認めること。
責めたらダメ。
絶対ダメ。あなたがしんどい思いをすることを、介護されるご家族はきっと望んでいない気がするのです。
・介護するの自分の気持ちを理解し、尊重すること
どうすれば自分が楽になるのだろう?を真剣に考えてください。出来る範囲でいいので。
当院でも介護がしんどくて、めまい、耳鳴りなどの症状が体に出てご来院された人が他にもいらっしゃいます。
共通していることは、一人で抱え込んでいることと頑張り過ぎていること。その状態が続くと自律神経が乱れます。
乱れると以下のような症状が出ます。
さらに放置するとうつ病になるかもしれません。
倒れてしまってからでは遅いです。
体をケアしながら、現状を良くしていく方法を考えていきませんか??
近藤 隆 鍼灸治療家
施術件数10000件以上。東京中野駅5分にある自律神経専門の鍼灸整体院「東洋からだ研究所」代表。心と身体に役立つ情報をお届けしています。
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