
「ストレスが原因ですね」——そう言われても、どうすればいいの?
「ストレスが原因です」
「ストレスを減らすようにしましょう」
自律神経失調症やうつ病の診察で、こう言われたことがある人は多いと思います。
でも、正直こう思いませんでしたか?
「ストレス感じてなかったら病院来てないよ」
「それができないから困ってるんだよ…」
実際、人間は誰でもストレスを感じながら生きています。
ただ、その「感じ方」や「反応のしかた」には個人差がある。
たとえば、周囲に気を遣いすぎる人。
自分の気持ちを後回しにして、ずっと我慢している人。
または、真面目で完璧主義な人ほど、自分に厳しくなりがちです。
実は、自律神経の乱れは「ストレスの量」だけでなく、
“ストレスにどう反応しているか” によって生まれるのです。
ストレスと自律神経、その本当の関係

そもそも「ストレス」ってなんでしょう?
一見あいまいな言葉ですが、分類すると次の4つに分かれます:
物理的ストレッサー:暑さ・寒さ・騒音・混雑など
化学的ストレッサー:薬・添加物・空気汚染・たばこなど
生理的ストレッサー:空腹・睡眠不足・痛み・病気など
心理社会的ストレッサー:人間関係・仕事・将来不安など
つまり、ストレスとは「生きているだけで感じる刺激」のことで、「私たちは生きているだけでストレスを受けている」とも言えます。
たとえばこんな日常も、すべてストレスです:
雨に降られて濡れたときの不快感
お腹が空いて集中できない昼下がり
湿気でなぜか気分がどんよりする日
上司の一言で空気がピリついた会議室
これらのストレスを、私たちの身体は【自律神経】を通して処理しています。
問題は、ストレスそのものではなく「処理能力が落ちていること」にあるのです。
「ストレスバケツ」があふれるとき
私たちは誰もが、大小さまざまなストレスを受けて生きています。
でも、不思議なことに、同じ出来事でも「平気な人」と「心身を崩す人」がいる。
この違いを、私は「ストレスバケツ」で説明しています。

🪣 ストレスバケツの話
人にはそれぞれ、ストレスを溜め込む“バケツ”の大きさがあります。
生まれつき大きなバケツを持つ人
小さなバケツを持つ人
成長や経験で、バケツが少しずつ広がってきた人
一見大きそうに見えて、実はすでにいっぱいの人
その日の体調や、過去のストレス履歴によっても、「バケツの余白」は日々変化します。
バケツに入ったストレスは、うまく処理されていれば問題ありません。
でも、処理が追いつかず溢れてくると、身体に“誤作動”が起こります。
私は、それをこう呼んでいます。
🔴 心毒(しんどく):やる気が出ない、感情が不安定になる、涙が止まらない…
🔵 体毒(たいどく):肩こり、めまい、耳鳴り、吐き気、胃腸不良…
これらが複雑に絡み合って現れるのが、自律神経失調症やうつ病です。これは気のせいではなく、実際に身体が悲鳴を上げているサインなのです。
「ストレスに強くなる」必要なんてありません
よく言われる「ストレスは活力源」という言葉。
私もある意味では正しいと思っています。
たとえば、
悔しさから努力を重ねて成長した
困難な環境が自分を鍛えてくれた
でもそれは、「心と身体が健康なとき」の話。
自律神経が乱れているときは、
同じストレスでも“処理能力”が落ちています。
「ストレスも人生の一部なんだから受け入れて!」
「誰だって辛い、もっと強くならなきゃ!」
そう言われても、しんどいものはしんどい。
むしろこの言葉自体が、新たなストレスになることもあるのです。
ストレスに「反応しすぎない身体」に戻す
私は、10,000件以上の原因不明の不調や自律神経失調症の患者さんを多く診てきました。
その中で気づいたのは——
「ストレスに弱い人」は、身体が“整っていない”ということ。
たとえば、以下のような状態が共通しています:
後頭部がかたい(=脳への血流不足)
背中の背骨の際がこわばっている(=呼吸が浅い)
手足が冷たい(=血行不良)
これらを改善するだけで、驚くほど「ストレスの反応」が変わります。
当院の自律神経調整施術とは
私の治療は、身体から自律神経を整える方法です。
まず後頭部や背骨の際、骨盤などを整体でゆるめ、
その後、全身の血流とツボを意識した鍼を打ちます。
施術後には、
「呼吸が深くなった」
「目がスッと開いた」
「声に張りが出た」
「なぜか気分が軽い」
こんな変化を感じる方が多いです。
科学的根拠はないかもしれません。
でも、臨床の現場で私は確かに“身体が変わる瞬間”を見てきました。
最後に:無理をしないという選択
ストレスを減らそうと頑張るより、
まず「ストレスに反応しすぎない身体」に戻してみませんか?
それが整ってから、
生活習慣や考え方を少しずつ見直せばいいのです。
がんばるのを一度やめる。
これも立派な「治療の一歩」です。
▶ 自律神経の乱れ・ストレスの身体的な影響が気になる方へ
東洋からだ研究所は自律神経を専門に扱う鍼灸整体院です

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このような症状が続き、つらいときは自律神経の不調の可能性が高いです。
多くの人が自律神経が乱れています。逆に、自律神経を整えると、症状は緩解するケースはたくさんあります。
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新宿中野|中野駅5分【自律神経専門】鍼灸整体院の東洋からだ研究所|施術の流れ
清潔な院内

問 診
あなたからの情報は、あなたが最短で身体が楽になる情報の宝庫です。だから当院はしっかりと問診を行います。

関節の動き・筋肉の固さ・背骨の歪みを独自の方法で確認します。

施術1 整体
「身体の歪みを整えるために、ほとんどの症状に対してまず整体を行う」
これは当院の特徴かもしれません。血液や水分が流れやすい状態を作ります。それから鍼灸を行うほうがあなたの身体が圧倒的に楽になるという経験則からです。整体だけで身体が楽になるので驚かれる人が多いです。整体はとてもソフトなので痛くありません。


施術2 鍼灸
「あなたの痛い・つらい局所」と「自律神経の調整」両方にアプローチ
あなたの身体が血液や気が流れやすい状態になって、初めて鍼灸を行います。「あなたの今痛い・今つらい場所」と「自律神経の調整」両方にアプローチする鍼灸も当院の特徴です。


治療後の説明
どこがどういう原因でつらかったのか、どう変わったのか、また、今後のセルフケアなどをお伝えします

営業日 火・水・金・土 (10時~20時)
ご予約、お問い合わせは、メール・LINEから
近藤 隆 鍼灸治療家
施術件数10000件以上。東京中野駅5分にある自律神経専門の鍼灸整体院「東洋からだ研究所」代表。心と身体に役立つ情報をお届けしています。














