夏の夜、クーラーを切タイマーにして寝ていませんか?
「朝までクーラーをつけると体に悪そう」「冷えすぎてしまうのが不安」 そんな思いから、寝苦しさを我慢している人は少なくありません。
でも実は、睡眠中の“足元の冷え”さえ防げれば、朝までクーラーを使っても体調を崩しにくくなります。
この記事では、自律神経の専門家として1万件以上の施術経験を持つ鍼灸師が、夏の睡眠で気をつけたい冷えの落とし穴と、その対策をシンプルにまとめました。
「最近なんとなく疲れが取れない」「朝からダルい」そんな人は、ぜひ読んでみてください。

なぜ「くるぶしの下」が冷えると夏バテするのか?

クーラーの使い方よりも大事なポイントがあります。
それは、内くるぶし・外くるぶしの下(足首まわり)を冷やさないこと。
この部分は皮膚のすぐ下に太い血管が通っていて、外気温の影響を受けやすい場所。
冷房で足首が冷えると、その冷えた血液が全身を巡り、体の芯まで冷えてしまいます。
その結果、睡眠中に体力を回復するどころか、朝起きたときに「だるさ」や「疲れが残る」状態になりやすいのです。
特に、自律神経が乱れやすい人ほど影響を受けやすいため、注意が必要です。
「朝までクーラー」でも快眠できるシンプルな方法

方法はとてもシンプルです。
レッグウォーマーやゆるめの靴下などで、足首(くるぶし下)を冷やさないようにするだけ。
特に大事なのは「かかとまで覆うこと」。
途中でズレてしまうと効果が薄れるので、履き方には少しだけ工夫が必要です。
もちろん、室温やタイマー設定は個人差がありますので、身体に合った調整も忘れずに。
クーラーを切るのではなく、“冷えから守る”発想が大切です。
冷えを防げば、自律神経は整いやすくなる

足首が冷えると、交感神経が刺激されて眠りが浅くなりやすい——これは私の臨床経験から確信していることです。
逆に、しっかり保温できていると、副交感神経が優位になり、呼吸も深く、眠りの質も上がっていきます。
朝の「だるさ」「やる気の出なさ」「集中力の低下」は、睡眠中の冷えから来ていることが少なくありません。
「冷やさない」という意識が、あなたの自律神経を守ります。
当院では“睡眠の質”を大事に考えています
本文: 当院は、眠っている間に身体が回復するよう、呼吸・血流・冷えの3点からアプローチしています。
中でも「後頭部の硬さ」「背骨のこわばり」「足元の冷え」は、睡眠の質を左右する大事なポイントと捉えています。
施術では、まず整体で背骨と頭部の動きを整え、血液と水分の流れを促してから、ツボを用いた鍼で自律神経を調整します。
これにより「深く眠れるようになった」「朝の目覚めがスッキリした」という声を多くいただいています。
眠っても疲れが取れない人へ
「クーラーは使っているのに、朝がつらい」「日中も疲れが抜けない」
そんな方は、一度ご相談ください。
あなたの身体が“回復モード”に入れていない可能性があります。
冷えを整えることは、自律神経を整えること。
気になる方は、当院の施術方針もぜひご覧ください。
→ 施術の流れ・方針はこちら
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