自律神経失調症やうつ病などのメンタル面の不調により休職する人が20万人を超えています。休職後、そのまま退職したり、職場復帰後に退職する人の割合は50%弱といわれています。
自律神経失調症やうつ病になった人の苦しみはなかなか理解されにくいです。休職中の人が、
真面目で、仕事人間で、他人へ気配りを欠かさない人ほど、
休職中にゆっくりと心と体を休めることができず、回復しないケースも多いそうです。
自律神経失調症やうつ病などメンタル面で休職中の過ごし方
ゆっくり休むこと。
まずはこれだけ考えてください。自律神経失調症やうつ病は一時的な心の病です。
足を骨折したのに、ガンガンと出歩く人はいませんし、胃腸が痛くてたまらない人は、お肉をガンガン食べて、がぶがぶビールを飲みません。
心と体が悲鳴をあげて、自律神経失調症やうつ病になっているのだから、迷わずじっくりと心と体を休めてください。
休み方で最も重要なことは、夜型の生活にならないこと。これだけは意識したほうがいいです。
夜寝て、朝起きる
これだけ気を付けたら、あとは何をしてもいいです。
自律神経失調症やうつ病で夜型の生活になると自律神経がさらに乱れてしまう
ここでは、休職以前は仕事で朝型の生活を送っていた人に向けて書いています。
休職して夜型の生活になってしまうと、さらに自律神経が乱れる可能性があります。
もともと人間の体には体内時計があり、体内のリズムを司る自律神経は、朝昼夜、その日の気温や気候などにうまく適応するように働いています。
朝に太陽が昇り、目が覚めるとアクセル役の交感神経が働き始めます。仕事や精神活動などなどの一日の活動を行います。
夕暮れに太陽が沈むと、ブレーキ役の副交感神経が働き出し、心と体がリラックスモードに切り替わり、夜になると自然に眠くなります。
朝日とともに活動を開始し、夜になると休息する
体内リズムに沿って生活してください。
農業や漁業、林業や建築現場などに携わっている方々は、元気にあふれ、活発な人が多いと思いませんか?
朝型だった人が夜型生活になってしまうと、元々自律神経が不安定になって心と体のバランスが崩れていたところに、体内リズムに狂いが生じ、自律神経がさらに乱れてきます。
そうなると、休職中に休息して回復するはずが、症状が余計に悪化してしまうことにもなりかねません。
・お昼にお腹が空かなくなる
・お通じが不規則になる
・夜になっても眠くならない
・朝起きることがつらくなった
自律神経失調症やうつ病で夜型にならない方法
①同じ時間にベッドに入るようにする
遅い時間に寝ると早く起きづらくなります。起きる時間が遅くなると徐々に寝る時間が遅くなります。日によっては寝る時間になっても眠くない日もあると思いますが、とりあえずでいいのでベッドに入ってみてください。
②寝る1時間前からスマホをいじらないようにする
夜は自律神経がリラックスモードに切り替わります。寝る時間にスマホをいじると、頭が冴える可能性がグンっと上がります。スマホの光は自律神経の活動モードを刺激し、頭が興奮されて、スムーズに入眠しにくくなります。
自律神経失調症やうつ病で休職中の人は、もともと睡眠モードへの切り替えが上手くきづらくなっています。夜スマホを凝視すると、自律神経の活動モード⇔リラックスモードの切り替えが、より困難になります。
ぜひご注意ください。
自律神経失調症やうつ病で休職中に何をすればいいのか?よりも「何をしないか」が大切
自律神経失調症やうつ病で休職中に何をして過ごせばいいのか??
何をすればいいのか??というよりは、何をしないようにするかが大事です。
心と体が悲鳴を上げて、休息を求めている状態です。体力や気力が回復してから何をして過ごすかをゆっくり考えていくといいですよ。
休職中に気を付けることは、夜型生活にならないようにする
そのためには、
寝る時間を決めること
寝る1時間前はスマホやパソコンを見ないようにすること。
頭の片隅に入れておくといいです。
せっかく休職して心と体を休めるはずが、自律神経が乱れて悪化したら元も子もありません。
とはいえ、無理はしないでください。
休職してすぐは、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積していますので、昼まで寝る生活になってもいいと思います。
それが定着してしまうと、良くないですよということです。
例えば、今、昼過ぎまで寝ているなら、11時30分に起きたらOK。それができたら、次は11時を目標にする。このように、少しずつ早く起きるようにしていくと、達成感も生まれます。
なるべく、同じ時間に起きて、同じ時間に寝ること。これが休職中の重要な過ごし方です。
当院は自律神経失調症を専門に扱う鍼灸整体院です
昼夜逆転は、自律神経が乱れる要因とされています。
休職中に、朝型だった人が夜型の生活になってしまうと、さらに自律神経がみだれてしまい、自律神経失調症やうつ病が長引く可能性があります。また、休職中に朝型の生活をしていても
体の緊張が抜けない
常に力が入ってしまう
そういう人も多くいらっしゃいます。
結果、休職しても状態が上向きにならない。そういう場合は一度ご相談ください。
力を抜き、リラックスする体にしながら、療養してはいかがでしょうか。
自律神経の専門治療院だからこそ、あなたと同じ立ち位置で向き合えることができます。
お気軽にお問い合わせください。
無料相談も行っております。
・050-3595-1677(平日10~20時)
・火水金土の10~20時診療(予約制)
当院は、問診を重要視し、独自の検査でお体の状態を把握します。そして、自律神経が乱れた体に特化した施術を行います。
病院で検査は異常なし、原因不明の症状が、当院の施術で体を変えることにより、改善したケースは枚挙にいとまがありません。
もちろん、医学的や科学的なしっかり根拠を述べることはできませんが、今までの10000人以上のお体を視てきた経験則で
体を変えると、症状も変わる。
症状が変われば、気持ちも前向きになり、笑顔が増えます。
悩む前に、ぜひ一度ご相談ください。
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近藤 隆 鍼灸治療家
施術件数10000件以上。東京中野駅5分にある自律神経専門の鍼灸整体院「東洋からだ研究所」代表。心と身体に役立つ情報をお届けしています。
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